更新日: 2021年7月16日
「今年のバレンタインは誰にどんなチョコをあげようかな?」
2月のバレンタインデーが近づくと、女性なら誰もがそんな楽しい悩みを抱えるものです。ところで、バレンタインにチョコレートを買って女性から男性に贈る習慣は、日本ではいつから当たり前のようになったのでしょうか?
時代の変遷と共に変わるチョコレートの販売額と共に、その歴史をたどってみましょう!
■バレンタイン戦略を最初に打ち出したのはどこ?
2月14日になると、日本では当たり前のように、女性から男性へと愛の贈り物としてチョコレートを渡す習慣が根付いています。このような習慣は、1950年代に入ってから広まっていったといわれており、1958年2月にメリーチョコレート会社が新宿伊勢丹でバレンタインセールを始めたのが、バレンタインチョコレートを販売した最初だといわれています。次いで1960年に森永製菓がバレンタイン企画を新聞広告などで大々的に打ち出し、プロモーション活動を行い始めました。その後、他のチョコレート会社もこぞってバレンタインのチョコレート販売戦略に乗り出したといわれています。
■バレンタインチョコの販売額は年々増加している!
ところで、チョコレートの販売額は、昔と今とではどれくらい違いがあるのでしょうか?
日本チョコレート・ココア協会の「バレンタインデーシーズン販売額(推定)」のデータによれば、1981年から2005年にかけてのバレンタインデーシーズンのチョコレート販売額は、年々増加傾向にあることがわかります。
つまり、年々バレンタインチョコを買う人が増えているというわけです! ひょっとすると、義理チョコをあげる相手が増えたのかも!?
■バブルがはじけてチョコの販売額がアップ!
バレンタインチョコの販売額の変遷を見ていると、ある時期にチョコレートの販売額がグッと伸びていることがわかります。
それは、いわゆる、バブル期といわれる1989年~1990年頃のこと。この時期を境にして、徐々にバレンタインシーズンにおけるチョコレートの販売額がアップし、1992年には初の500億円台に突入しています。その後、変動はあるものの、500億円前後をキープし続けています。
今でもその勢いはとどまらず、今年も各チョコレートブランドが、バレンタインデーに向けてチョコレートの販売をスタートさせました。近年では、男女間だけでなく、女性同士でもチョコレートを贈り合っていますよね。自分用に買う人も増えているようです!
みなさんは今年、どんなチョコレートを選びますか?ますます今年もバレンタインチョコレートの販売高が上がりそうですね! ぜひたくさんのチョコレートの中から、コレ!というお気に入りのモノを見つけてみてください。
参考URL
http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/domestic/valentine.html