更新日: 2021年7月16日
甘くておいしいチョコ。そのままで食べても楽しめるが、「お酒」と一緒に食べてみるともっともっとおいしく食べられるのを知っているだろうか? おいしい食べ合わせのことを「マリアージュ」という。
最近、日本酒やビールなど、お酒の入ったチョコがたくさん販売されていることからも、チョコとお酒のマリアージュが抜群なのがわかる。お酒とチョコの最高の組み合わせをご案内しよう。
■ブランデー、ウィスキー…王道×チョコの楽しみ方
チョコは風味の強い食べ物。お酒も風味の強いものが合ってくる。その代表格は、やはりブランデーとウィスキー。コニャックなども王道の組み合わせだ。これらのお酒とチョコを合わせるポイントは似ている。お酒を飲むタイミングが重要なのだ。
ちょっと苦めのビター型チョコなら、食べ終わったあとの風味が口に残っている状態で飲むのがいちばん。舌は苦さを感じたあと、より甘さを感じるようにできている。そのため、チョコの苦さがお酒の甘さを引き立てるようになるのだ。
甘さと苦さがほどよいバランス型チョコや、甘めのミルクチョコなら、口の中で混ぜ合わせるようにして飲むと風味が混ざり合う。
■ワイン&ビール×チョコは銘柄に気を付けて
ワインやビールも、銘柄によってはチョコと合う。しかし気を付けてほしいのは、さらっとしたお酒、辛口や癖のないお酒は選ばない方がよい。チョコの風味と合わず、マリアージュが起こらない。
ワインの場合、辛口白ワインや渋みの強い赤ワインよりも、甘口赤ワインやシェリー酒が合う。ポートワインのような芳醇で甘いワインは特にオススメだ。
ビールは、ピルスナー系やエール系はあまり合わず、スタウト系の黒ビールが合う。ただし、あまりキンキンに冷やさない方がいい。チョコは冷やすと風味が落ちてしまう! 日本ではビールはとにかく冷やすものだが、ヨーロッパではスタウト系は比較的高めの温度で出すのだとか。その日だけヨーロッパ気分で挑んでみてほしい。
■日本酒もチョコに合う!?「貴醸酒」のススメ
「チョコと合う」と言われているのは洋酒がほとんど。では、日本酒はどうだろう?こちらもワインやビールと同じく、辛口のものや端麗なものはあまり合わない。合うのは「貴醸酒(きじょうしゅ)」だ。
貴醸酒は、水の代わりにお酒を使って造るお酒。とても濃厚で、風味はシェリー酒に似ていると言われている。上でご紹介したように、シェリー酒とチョコの相性は○。つまり、貴醸酒とチョコの相性もバッチリ!
特にビター型のチョコや、ナッツの入ったチョコと合う(余談だが100円アイスに貴醸酒をかけて食べると高級デザートの味になる。こちらもあわせてオススメしたい!)。
お酒×チョコは、大人しか楽しめないバレンタインデー。コーヒーや紅茶だけではなく、お酒にもチャレンジしてみるのはいかがだろう