更新日: 2021年9月9日
六甲山展望台を覆うヒノキの木でできたモニュメント「六甲枝垂れ」。これをライトアップして幻想的な世界を表現する「六甲山光のアート」が今年も上演されています。今年のテーマは『枕草子』。『枕草子』の中で評される春夏秋冬それぞれの季節の魅力が、豊かな色彩の照明によって再現されます。
「六甲山光のアート」のライトアップに用いられるLED照明は、1000万色以上の色彩表現が可能な最新のもの。これによって、限りなく自然光に近い光で表現することができるそうです。昔から日本人が親しんできた季節の風景が、最新のLEDでどのように演出されるのか、興味深いですね。
秋は、作中の有名な一節「秋は夕暮れ」になぞらえて、夕日が沈むころ、棲み家へ向かって数羽の烏が飛びいそぐ様や、雁が並んで飛んでゆく情景を光のアートで表現。枝垂れ桜のような形の「六甲枝垂れ」にそれらが映し出され、情緒的な光景が浮かび上がります。
六甲山は、神戸市街地を望み、その「1000万ドルの夜景」を見ることができるスポットとしても人気。ライトアップされている「六甲枝垂れ」からも、もちろん夜景を眺めることができます。幻想的な光に包まれながら見る夜景もまた、とてもロマンチック。ぜひ光のアートに触れに、六甲山を訪れてみてください。
■開催日時
2019年9月1日(日)~11月30日(土)
17:00~21:00(20:30受付終了)
■開催場所
六甲山 自然体感展望台 六甲枝垂れ
■公式サイト
自然体感展望台 六甲枝垂れ-Rokkosan.com
六甲山光のアート「Lightscape in Rokko」~秋バージョン「秋は夕暮れ」~-Rokkosan.com
2019年度 六甲山光のアート年間ライトアップスケジュール