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長田神社 古式追儺式2018

2018年1月3日

更新日: 2021年2月12日

神戸には、節分の日に特色ある行事をおこなう神社仏閣が多くありますが、神戸市長田区の長田神社では古くから伝わる儀式「古式追儺式」(こしきついなしき)が執り行われます。

節分には豆を撒いて鬼を追い払い、福を招くのが一般的ですが、長田神社では鬼は神聖な神々の使いとされます。鬼たちは、神々に代わってすべての災いを祓い清め、清々しく良い一年を迎えることを祈って踊ります。

長田神社の「古式追儺式」は、儀式に使われる鬼面や太刀の年代から、なんと室町時代にはすでに行われていたとされています。古い形を伝える貴重な神事として、鬼面と行事一式が昭和45年に兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されました。

儀式では、鬼(一番太郎鬼(いちばんたろうおに)、赤鬼 (あかおに)、青鬼(あおおに)、姥鬼(うばおに)、呆助鬼(ほおすけおに)、大役鬼といわれる餅割鬼(もちわりおに)、尻くじり鬼(しりくじりおに)の七匹の鬼)・太刀役(十歳前後の5人の童児)・肝煎り(神社の近くに住む昔からの氏人で、世話人)が奉仕し、舞台上で松明や太刀を持った鬼が舞い踊ります。儀式は、演舞する鬼のうち「餅割鬼」「尻くじり鬼」の二体が餅を割る「餅割行事」で最高潮を迎えます。

参拝者は、鬼が持つ松明の灰を被ることよって祓を受けるとされ、松明の燃え残りは除災招福のお守りとして家の入口に吊るします。また餅花を食べて無病息災、家内安全を願います。

少なくとも650年近い歴史を持つ神事を、間近で見ることができる貴重な機会。今年の節分は、長田神社を訪れてみては。

■開催日時
2018年2月3日(日)
節分祭:13:00~
追儺式神事:13:30~

■開催場所
長田神社
〒653-0812 兵庫県神戸市長田区長田町3丁目1−1

■料金
入場無料

■公式サイト・参考サイト
・長田神社-神戸公式観光サイトFeel KOBE
・長田神社 古式追儺式(県指定重要無形民俗文化財)-長田神社(1)
・長田神社 古式追儺式(県指定重要無形民俗文化財)-長田神社(2)

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POWARED BY KOBE FRANTZ                                                                                                         画像出典:freepik