神戸の紅葉ライトアップ特集2021

更新日： 2023年10月26日

山々が色づく、紅葉の美しい季節がやってきました。海と山に囲まれた神戸には、気軽にアクセスできる紅葉スポットが沢山あります。2021年、神戸の紅葉の見頃時期は11月頃から12月初旬頃といわれています。今回は神戸の名所の中でも、公共交通機関で行くことができ、夜間のライトアップを行っている紅葉スポットをピックアップしました。日中の青い空の下で鑑賞するのとはまた一味違って、光に照らされ暗闇に浮かび上がる紅葉は幻想的で神秘的。雰囲気たっぷりで秋の行楽やデートにもおすすめです。

澄んだ空気が気持ち良い秋の楽しみは、やっぱり野山に出かけて紅葉を楽しむ「紅葉狩り」。ちなみに読み方は「もみじがり」、「紅葉」だけなら「こうよう」とも読むのですが、うしろに「狩り」が付いた場合は「もみじがり」と読むそうです。鎌倉時代の短歌にも登場するほど古くからある言葉で、狩りといっても色づいた葉や木々を折ったりするわけではなく、紅葉を楽しむことをいいます。でもなかなか、山に紅葉を見に登山したりするのは、普段から行きなれない方にはハードルが高いですよね。
山々の紅葉も素敵ですがベストなタイミイングを狙えて気軽に出かけられるのは、やっぱり身近な紅葉スポット。公園などは四季折々の花も手入れされているので、紅葉と一緒に秋の植物にも触れられます。色づく木々のコントラストや、一面に落ち葉が敷き詰められ、まるで紅い絨毯のような光景を見るチャンスは今だけ。少し遠出の電車の旅やドライブがてらにも、神戸市内から気軽に行けるので、ぜひこの秋足を運んでみてください。

【神戸市立森林植物園　森林もみじ散策】
日本の代表的な樹木から世界の樹木まで、およそ1200種の樹木がみられる森林植物園。秋になると、紅葉する樹木38種約3000本が織りなす鮮やかな景色が広がり、神戸の紅葉の名所として知られています。神戸市街よりも一足早く秋が訪れる森林植物園では、イロハモミジなど紅葉を代表するカエデの仲間だけでなく秋に色づく様々な木々に出会えます。10月23日(土)～11月30日(火)に開催の「森林もみじ散策」期間中の土・日・祝日には案内スタッフによる「森林もみじ散策会」をはじめ、音楽コンサート、ネイチャーゲーム体験(要申込)など、イベントも多数開催。
紅葉シーズン中11月3日(水・祝)～11月30日(火)はライトアップを実施(一部エリアのみ)。ライトアップ点灯時間は16：30～18：30(土・日・祝は19:30まで)でライトアップ期間中は通常の開園時間より延長して開園しています。 (最終入園は閉園30分前まで)。ライトアップ初日の11月3日(水・祝)はオープニングイベントとして神戸親和女子大学音楽ゼミ4年次生のコンサートと点灯式が行われます。美しい紅葉のライトアップと共に秋の夕空に響くコーラスが楽しめます。

■開催期間
2021年10月23日(土)～11月30日(火)
9：00～17：00
〈森林もみじ散策会〉
期間中の土・日・祝日　10：30～/13：30～(当日受付)
〈ライトアップ実施期間〉
2021年11月3日(水・祝)～11月30日(火)
平日 16：30～18：30(入園は閉園の30分前まで)
土・日・祝 16：30～19：30
※ペット入園不可

■開催場所
神戸市立森林植物園
〒651-1242 兵庫県神戸市北区山田町上谷上長尾１−２

〈アクセス〉
お車の方：神戸の市街地から約25分、高速道路なら箕谷ICから約10分。
紅葉散策及びあじさい散策期間中の土日祝は、有馬街道(国道428号)からのアクセス道路が相当混雑します。再度ドライブウェイや六甲山からのアクセス道路も御利用ください。
電車の方：最寄りの神戸電鉄北鈴蘭台駅から無料送迎バスで約10分(もみじ散策期間増便あり)

■料金
入園料：大人300円・小・中学生：150円
駐車料(１日)：普通車 500円・バス 2000円

■お問い合わせ先
神戸市立森林植物園
TEL 078-591-0253

■公式サイト
神戸市立森林植物園

【六甲高山植物園　夜の紅葉散策＆ザ・ナイトミュージアム】
標高865メートルにあり北海道南部に相当する冷涼な気候をいかし、高山植物や寒冷地の植物を中心に約1,500種類が栽培されている植物園。六甲山にあるため神戸市街よりも一足早く10月中旬ごろから紅葉を楽しめる見込みだそう。見頃は 11月上旬~下旬。園内は秋の到来とともに赤や橙、黄色と、イロハモミジなどカエデ類をはじめ、カラマツやドウダンツツジが豊かに色づきます。
紅葉シーズンには昼間とは違う夜の植物園と紅葉の魅力を満喫できる「夜の紅葉散策」が開催。土日祝のみ紅葉特別ガイド(17:30～18:00)もあります。併せて、六甲ミーツ・アート芸術散歩2021のアート作品ライトアップや、光や映像によるパブリックプロジェクションなど幅広く国内外で活動を行っている、アーティストの高橋匡太氏による夜間限定の作品も楽しむことが出来る「ザ・ナイトミュージアム」も開催され、紅葉とアート作品のコラボレーションも楽しめます！
また「六甲高山植物園」、「ROKKO森の音ミュージアム」、「六甲ガーデンテラス・自然体感展望台六甲枝垂れ」の六甲山上3会場において、焚き火を囲みながら、「音楽」「映像」「食」を楽しめるイベント「焚き火で夜市in六甲山」が同時開催。六甲高山植物園では「食」をテーマに神戸の人気店が出店します。
一味違う秋の夜を六甲山の紅葉と共に過ごしてみませんか。

■開催日時
《夜の紅葉散策・ザ・ナイトミュージアム》
① 10/16(土)～10/24(日)
[土日のみ開催] 17：00～20：00
②10/30(土)～11/23(火・祝)
[平日] 17：00～18：30
[土日祝] 17：00～20：00
★土日祝のみ紅葉特別ガイド開催　17：30～18：00
※閉園30分前受付終了
※荒天中止
※紅葉の見頃は、10月下旬～11月上旬頃

《焚火で夜市》
2021年10月16日(土)～11月23日(火・祝)の毎週土曜と祝日
16：00～19：00

■開催場所
六甲高山植物園
〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150

※「ザ・ナイトミュージアム」、「焚火で夜市」は六甲高山植物園の他、ROKKO 森の音ミュージアム、六甲ガーデンテラスエリアでも開催されています。

■料金
入園料：大人700円、小人(4歳～小学生)：350円
駐車料：無料
※「六甲高山植物園」入園券の他、期間中は「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021鑑賞パスポート」(大人2,500円、小人1,000円)でも入園できます。
※六甲高山植物園とROKKO 森の音ミュージアムの2施設共通券（大人1,600円、小人800円)も販売。(共通券の販売は15:30まで)

■お問い合わせ先
六甲高山植物園
TEL 078-891-1247

■公式サイト
六甲高山植物園　夜の紅葉散策＆ザ・ナイトミュージアム
 焚火で夜市

【須磨離宮公園　紅葉ライトアップ】
大正3年(1914年)に造営された皇室の別荘「武庫離宮」跡を昭和42年(1967年)に整備した由緒ある公園。大阪湾が一望できる欧風噴水庭園とバラの印象が強い須磨離宮公園ですが、秋には日本庭園や植物園を中心に約600本のイロハモミジが色づき、約150mのモミジのトンネルも圧巻！
11月20日(土)～12月12日(日)までの土、日、祝は夜間の紅葉ライトアップを開催。公園内には、三段滝をはじめいくつかの滝があり、秋になると滝にかかるもみじの葉が水面に映り、幻想的な夜の紅葉も楽しめます。
10月31日(日)には、特別企画として〈ハロウィンキャンドルナイト〉を開催。噴水広場に4,000本のキャンドルアートが灯ります。

■開催期間
2021年11月20日(土)～12月12日(日)の土、日、祝日
17:00～20:00
〈ハロウィンキャンドルナイト〉
2021年10月31日(日)
17:00～19:30

■開催場所
須磨離宮公園
兵庫県神戸市須磨区東須磨１−１

■料金
入園料：大人400円　小・中学生　200円

■お問い合わせ先
須磨離宮公園
TEL 078-732-6688

■公式サイト
須磨離宮公園

【須磨寺の紅葉と須磨の火祭り】
須磨離宮公園から歩いていける距離にある「須磨寺」。源平ゆかりの地として知られています。昔から景勝地としても親しまれ、松尾芭蕉など多くの文人が訪れ、境内にはその句碑、歌碑が沢山立っています。秋は紅葉名所としても知られており、須磨寺内の各所を、赤や黄色に色付いた紅葉が彩ります。11月23日(火・祝)には「須磨の火祭り～柴燈大護摩供　火生三昧火渡り修行～」が行われます。柴燈護摩とは、屋外で焚く大護摩のことで、もともとは山伏が山の中で行っていた修行。護摩壇が点火されると、境内は煙で包み込まれます。この煙にあたれば、無病息災のご利益を得られると伝えられています。法要の最後には、火の上を歩く火渡り修行も行われます。須磨寺で毎年行われている伝統的な行事、ぜひ紅葉狩りとあわせて出かけるのもオススメです。

■開催日時
〈須磨の火祭り〉
2021年11月23日(火・祝)11:00～

■開催場所
須磨寺境内
神戸市須磨区須磨寺町4丁目6-8

■料金
火祭り観覧無料

■公式サイト
大本山須磨寺　須磨の火祭り